兵庫県新副知事が内部告発問題受け「組織文化の変革」を宣言、風通しの良い職場づくりへ
兵庫県新副知事が組織文化変革を宣言、内部告発問題受け

兵庫県新副知事が内部告発問題を契機に組織改革を誓う

兵庫県は2026年4月から新たな副知事として、守本真一・農林水産部長(59歳)と守本豊・企画部長(56歳)を迎えることとなった。両氏は3月25日に県庁で記者会見を開き、新体制への抱負を語り、特に内部告発問題を踏まえた組織文化の変革を強く訴えた。

風通しの良い職場づくりを目指す

守本豊氏は会見で、「知事の発言を絶対視し、物を申すことに躊躇する組織文化を変えていきたい」と述べ、職員が意見を言いやすい環境づくりを強調した。また、両氏は知事と職員の「結節点」としての役割を果たし、コミュニケーションの向上に努めるとした。

守本真一氏は、「職員の話を聞くところからのスタートだ。一人ひとりの仕事ぶりを丁寧に見て、声かけすることを心がけたい」と語り、現場に寄り添った姿勢を示した。これにより、県庁内の風通しを改善し、透明性の高い行政運営を目指す方針だ。

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新副知事の経歴と課題への取り組み

守本真一氏は、県庁での36年間を農林水産行政に携わり、気候変動や水産資源の回復といった課題に取り組む意向を表明。一方、守本豊氏は財政健全化を大きなテーマとして掲げ、覚悟を持って臨む姿勢を示した。

就任の打診については、真一氏が1月下旬に知事から食料安全保障の重要性を理由に副知事就任を要請され、豊氏は2月に入って部局間調整力の発揮を期待されて決断したと説明。両氏とも不安はあったが、県への貢献機会と捉えて引き受けたという。

県議会との関係強化と人事案の承認

県議会とのコミュニケーションについて、真一氏は現職の服部副知事から学びたいと述べ、豊氏は非公式な対話や政策議論を重視する方針を明らかにした。また、県議会の2月定例会では、新副知事2人と新教育長の人事案が承認され、閉会した。

斎藤知事と服部洋平副知事の給与カット条例改正案は、斎藤知事の申し出により取り下げが承認された。これは、服部副知事の退任に伴い、斎藤知事が自身のみを対象とした修正案を6月定例会に提出するためだ。同条例案は、前西播磨県民局長の私的情報漏えい問題を巡り、昨年から継続審議となっていた。

この内部告発問題を機に、兵庫県は組織の透明性と職員の声を重視する改革に乗り出そうとしている。新副知事のリーダーシップの下、県政の刷新が期待される。

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