海自イージス艦「ちょうかい」がトマホーク発射能力を獲得、反撃能力の強化へ
防衛省は3月27日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が米国での改修を完了し、長射程の米国製巡航ミサイル「トマホーク」を発射可能になったと正式に発表しました。この改修により、射程1600キロ・メートルを超えるトマホークが敵のミサイル発射拠点などを攻撃する「反撃能力」の重要な柱として位置付けられます。
海自艦艇初のトマホーク発射能力
海上自衛隊の艦艇がトマホークの発射能力を獲得するのは今回が初めてのことです。防衛省は最大400発のトマホークを取得する計画を進めており、全8隻のイージス艦から発射できるよう順次改修を実施していく方針です。
米カリフォルニア州サンディエゴの海軍基地に停泊する「ちょうかい」では、米国時間の3月26日に式典が開催され、日米の関係者約200人が出席しました。海上自衛隊水上艦隊の伍賀祥裕司令官は式典で、「厳しさを増す安全保障環境の下、抑止力を強化するための重要な事業だ」と述べ、改修の意義を強調しました。
日米連携の強化を誓う
米海軍第3艦隊のジョン・ウェイド司令官も出席し、「海上自衛隊との協力に全力を尽くす」と連携強化を誓いました。式典後、伍賀司令官は記者団に対し、8月までに実射試験を行う考えを明らかにし、反撃能力を備えた「ちょうかい」は9月中旬に日本に戻り、海上自衛隊佐世保基地(長崎県)を拠点に任務に就く見通しを示しました。
この改修は、日本の防衛戦略において重要な転換点となるもので、以下の点が注目されます:
- トマホークの導入により、敵基地攻撃能力が大幅に向上。
- 全イージス艦への順次改修で、海上自衛隊の戦力が強化。
- 日米間の安全保障協力が一層深まる契機となる。
今後、実射試験の結果や他のイージス艦の改修進捗が、日本の防衛政策にどのような影響を与えるかが注目されます。



