海上自衛隊イージス艦「ちょうかい」がトマホーク発射能力を獲得 敵基地攻撃能力の行使へ
イージス艦「ちょうかい」トマホーク発射能力獲得 敵基地攻撃へ

海上自衛隊イージス艦「ちょうかい」がトマホーク発射能力を獲得

防衛省は3月27日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が米国での改修を完了し、巡航ミサイル「トマホーク」を発射する能力を獲得したと正式に発表しました。これは、2022年に改定された安全保障関連3文書で明記された反撃能力(敵基地攻撃能力)の行使を可能とするための重要な一歩となります。

米国での改修と訓練の詳細

防衛省によると、「ちょうかい」は米国に長期派遣されており、昨年10月から米海軍の支援を受けながら、発射に必要なソフトウェアのインストールなどの改修作業を実施してきました。同時に、乗員に対する訓練も並行して進められ、技術的な習熟度を高めてきました。

今年夏ごろには、実際の試射を行い、乗員の練度やシステムの信頼性を最終確認する予定です。その後、9月中旬には母港である海上自衛隊佐世保基地(長崎県)に帰国し、実戦配備に向けた準備を整える見通しです。

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長射程ミサイル配備の拡大計画

今回の「ちょうかい」の能力向上は、防衛省が進める長射程ミサイル配備計画の一環です。同省は、現有のイージス艦全8隻にトマホークを搭載する方針を掲げており、2026年度には別のイージス艦「きりしま」も同様の発射能力を持つ見込みです。

さらに、防衛省は最大400発のトマホークを取得する計画で、既に納入が進んでいます。これに加え、今月31日には陸上自衛隊が熊本市と静岡県でミサイルの配備を開始する予定であり、日本の防衛体制が大きく強化される流れが明確になっています。

トマホークの特徴と戦略的意義

トマホークは米国で開発された巡航ミサイルで、低空飛行によって敵のレーダー網をかいくぐり、遠距離から敵の基地や重要施設を精密に攻撃することが可能です。この能力は、抑止力の向上や緊急時の迅速な対応に寄与すると期待されています。

防衛省は、国際情勢の変化を踏まえ、自衛隊の装備や能力を継続的に見直しています。トマホークの発射能力獲得は、その一環として位置づけられており、今後の安全保障政策において重要な役割を果たすことになります。

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