マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が10日、米下院監視・政府改革委員会において、故ジェフリー・エプスタイン氏との関係について非公開で証言した。エプスタイン氏は少女らの人身取引罪などで起訴された実業家で、勾留中に死亡している。ゲイツ氏は事前の声明で、同氏と面会したことを「重大な判断ミスだった」と振り返った。
ゲイツ氏の声明内容
声明によると、ゲイツ氏は2011年に知人を通じてエプスタイン氏と知り合い、慈善活動について協議したが、資金提供は受けず、2014年には関係を断ったという。違法行為への関与を否定し、「犯罪行為を目撃したことはなく、島や自宅を訪れたこともない」と釈明した。
不倫情報を巡る駆け引き
さらに、自身の不倫情報を入手したエプスタイン氏から、その後関係再開を迫られたことも明らかにした。ゲイツ氏はこの圧力を拒否したとみられるが、詳細は非公開証言の中でのみ語られた。
背景と影響
エプスタイン氏は2019年に連邦裁判所で少女への性的虐待と人身取引の罪で起訴された後、拘置所で死亡。その死を巡っては様々な陰謀説が流れている。ゲイツ氏の証言は、エプスタイン氏の広範なネットワークと、有力者との関係が再び注目されるきっかけとなった。
ゲイツ氏はこれまでもエプスタイン氏との関係について批判を受けてきたが、今回の証言で自らの関与の程度を公式に説明した形だ。委員会はこの証言を基に、さらに調査を進める可能性がある。



