月面仕込みの酒で乾杯?獺祭が宇宙で醸造に成功、1.1億円で完売
獺祭、宇宙で清酒醸造に成功 1.1億円で完売

月で酒を仕込む、そんな「酔狂」が実現するかもしれない――。獺祭(だっさい)(山口県)と三菱重工(東京都)は、国際宇宙ステーション(ISS)で月面重力を模擬した環境で清酒の醸造試験をおこない、アルコール発酵できたと発表した。1本限定1億1千万円で販売し、完売したという。

「獺祭MOONプロジェクト」の全貌

今回の「獺祭MOONプロジェクト」は、「将来人類が月面に移住するなら、月でも酒造りをしたい」という発想から生まれた。2025年10月、醸造装置と原材料を国産ロケット「H3」7号機と補給船「HTV―X」でISSへ運んだ。

宇宙ステーションでの試験

試験は25年11~12月の間、ISSの日本実験棟「きぼう」内で実施された。油井亀美也宇宙飛行士が装置を操作し、月の約6分の1の重力を模擬した環境で発酵過程を観察した。結果、通常の地球環境と同様にアルコール発酵が進行し、清酒としての品質を保つことが確認された。

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販売と反響

完成した宇宙醸造清酒は1本のみ製造され、1億1千万円の価格で販売された。発売直後に完売し、購入者からは「月の味がする」と好評を得ている。一部の酒類愛好家からは、宇宙空間での熟成が味わいに与える影響に注目が集まっている。

将来への展望

プロジェクト関係者は「今回の成功は、月面での持続可能な生活の一歩となる」と述べ、将来的には月面基地での酒造りを視野に入れている。また、宇宙での発酵技術は食料生産や医薬品開発にも応用可能とされ、多方面での発展が期待される。

この成果は、日本の宇宙開発と伝統技術の融合として国際的にも注目されており、今後の宇宙産業における新たなビジネスモデルとしても評価されている。

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