NPT再検討会議が開幕 核なき世界へ岐路の軍縮
核拡散防止条約(NPT)再検討会議が27日午前(日本時間27日深夜)、米ニューヨークの国連本部で開幕した。核保有国が軍拡に動く中、「核なき世界」に向けた軍縮・不拡散の礎石であるNPT体制の維持、再建を目指す。保有国を含め、加盟国が協調できるかどうかが問われる重大な岐路となる。被爆者や被爆地の首長らも参加し、核廃絶を訴える。
会議は5月22日まで約4週間。原則5年に1度開かれ、過去2回続けて最終文書を採択できなかった。3回連続の決裂となれば条約の信頼性が失われかねず、今回は何らかの形で成果文書を採択することが期待される。
グテレス事務総長が演説
国連のグテレス事務総長が冒頭で演説。核弾頭の増加や核保有論の台頭に危機感を示し「条約に再び生命を吹き込む必要がある」と述べ、核廃絶に向けた各国の結束を呼びかけた。続いて各国代表による一般討論演説が30日まで行われる。日本からは国光文乃外務副大臣が出席する。
今後の日程
2週目以降はNPTの3本柱である核軍縮と不拡散、原子力の平和利用の三つの主要委員会で本格討議に入る。被爆者や被爆地の首長らも参加し、核廃絶を訴える活動が展開される見通しだ。
核拡散防止条約は1970年に発効し、現在191カ国が加盟。核兵器の拡散防止と軍縮、原子力の平和利用を三本柱とする。今回の会議では、核兵器の非人道性や核軍縮の進展状況などについて議論が交わされる。



