群馬県内のネット不正送金被害、前年の約5倍の3億2119万円に
群馬県内ネット不正送金被害、前年の約5倍

群馬県警のまとめによると、2025年に県内で発生したインターネットバンキングを通じた不正送金の被害額が、前年の約5倍となる3億2119万円に上ったことが明らかになった。不正送金の発生件数は95件(前年34件)で、いずれも過去最多を記録。個人に加え、法人の口座情報を狙う新たな手口が被害拡大の要因とみられ、県警が注意を呼びかけている。

ボイスフィッシングが急増

県警サイバーセンターによると、昨年は金融機関を装って企業に電話をかけ、偽サイトに誘導して口座情報を盗む「ボイスフィッシング」が12件発生。特に2025年11月には、群馬銀行をかたる自動音声の電話をきっかけに、県内の12社がネットバンキングのIDやパスワードを盗まれ、口座から不正送金される被害が相次いだ。

全国的な傾向

不正送金の被害は全国でも増加傾向にある。警察庁のまとめでは、2025年の全国の被害件数は4747件、被害総額は前年比約17億円増の約103億9700万円。ボイスフィッシングの被害総額は約44億8000万円に上り、1社あたりの被害額が4億円を超えるケースも報告されている。

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県警の注意喚起

県警サイバーセンターの信沢多加方次席は「金融機関を装った不審なメールやサイトは不用意に開かず、個人情報を入力する前に警察へ相談してほしい」と話している。県警は引き続き、注意喚起と対策の強化を進める方針だ。

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