米政府高官が中国の核実験根拠を初めて明らかに、2020年新疆付近の揺れ観測が判断材料に
中国核実験の根拠を米政府高官が初めて明らかに

米政府高官が中国の核実験実施判断の根拠を初めて明らかに

米政府高官は2月17日、中国が2020年に秘密裏に爆発を伴う核実験を実施したと判断した根拠について、中国の核実験場がある新疆ウイグル自治区に隣接するカザフスタンで観測されたマグニチュード2.75の揺れが主要な材料だったと明らかにしました。この発表は、米国が核実験再開に踏み切るかどうかの判断基準に、中国のこうした動向も含まれるとの考えを示すものです。

揺れ観測が核実験の証拠に

米国務次官補(軍備管理・不拡散担当)がシンクタンクのハドソン研究所で行った講演で、詳細が語られました。同高官によれば、2020年6月22日にカザフスタンで記録されたマグニチュード2.75の揺れは、中国の核実験場付近で発生したもので、これが核実験実施の重要な根拠となっています。中国側はこの実験を隠蔽する措置を講じたとされていますが、地震観測データがその証拠として浮上しました。

米国側の分析と国際的な影響

米国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)は今月6日、中国が2020年に核実験を実施し、その事実を隠蔽したとする分析を公表していました。今回、米側がその根拠の一端を初めて示したことで、国際社会における核不拡散の議論に新たな展開が生じています。米国は、自国の核実験再開の可能性について、中国の動向を判断材料の一つとして考慮する方針を強調しました。

この発表は、中国と米国の間で高まる軍備管理を巡る緊張を反映しており、今後の外交交渦に影響を与える可能性が指摘されています。専門家は、地震データの分析が核実験の監視において重要な役割を果たすことを改めて示す事例だと評価しています。