イスラエル軍F35がテヘラン上空でイラン機を撃墜、史上初の有人機撃墜を達成
【ワシントン=阿部真司、エルサレム=福島利之】 米国のヘグセス国防長官は4日の記者会見で、米軍とイスラエル軍の共同作戦により、イラン上空の「完全な支配権」を数日から1週間以内に確立すると表明しました。この発言は、イラン各地への空爆がさらに激化する見通しを示しており、内陸部への精密攻撃を強化する意向も明らかにしています。
米イスラエル共同作戦で制空権掌握へ、イランへの攻撃が本格化
米国とイスラエルは、イランの要人や軍事拠点を標的にした作戦を展開中です。会見に同席した米軍制服組トップのダン・ケイン統合参謀本部議長は、イランの弾道ミサイルの発射数が初日と比べて86%減少したと主張しました。ケイン氏は、局地的な制空権は既に確立されており、米軍はイラン軍の射程圏外からの攻撃を爆撃機などによる空爆に移行していると説明しています。さらに、「イラン領土の奥深くまで攻撃を仕掛ける」と述べ、攻勢を強める姿勢を示しました。
イスラエル軍が大規模空爆を継続、F35による史上初の有人機撃墜を発表
一方、イスラエル軍は5日も首都テヘランの政権施設を中心に大規模な空爆を実施しました。特に注目されるのは、4日に空軍のステルス戦闘機F35がテヘラン上空でイランの戦闘機を撃墜したと発表した点です。これにより、F35が有人機を撃墜したのは史上初めての事例となりました。イラン西部では、数十の弾道ミサイル発射装置と防空装置を破壊したと報告されており、イスラエル軍の攻撃が多方面に及んでいることがうかがえます。
この状況は、米空母「エイブラハム・リンカーン」からの発艦に備えるF35戦闘機の写真(2月28日、米中央軍提供)が象徴するように、米イスラエル連合の軍事プレゼンスが強化されていることを反映しています。今後も中東情勢は緊迫した展開が続くことが予想され、国際社会の注目が集まっています。



