オマーン湾で日本関係船舶に軽微な損傷、上空からの落下物か
金子国土交通相は6日の閣議後記者会見で、中東のオマーン湾に停泊していた日本関係の船舶において、4日午前7時半頃に軽微な損傷が確認されたと正式に発表しました。現場では、上空からの落下物と思われる物体も発見されたという報告がなされています。
人的被害なく船舶の運航に問題なし
今回の事案では、幸いにもけが人は一人も出ておらず、船舶の運航にも一切の支障が生じていないことが確認されています。金子大臣は「関係者の安全が最優先であり、引き続き注意深く状況を監視していく」と述べました。
中東情勢の緊迫化とホルムズ海峡の封鎖宣言
この事案が発生した背景には、中東地域における緊張の高まりがあります。米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃を受けて、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」がホルムズ海峡の封鎖を宣言し、現在、同海峡を船舶が航行できない状況が続いています。ホルムズ海峡は、東側がオマーン湾、西側がペルシャ湾に接する国際的に重要な海上交通路です。
国交省が業界団体に注意喚起、在留船舶の安全確認済み
日本関係の船舶で被害が確認されたことを受け、国土交通省は5日、業界団体である日本船主協会に対して、周辺海域を航行する船舶と乗組員の安全確認に最大限努めるよう強く注意喚起を行いました。
国交省の発表によると、6日時点でペルシャ湾内には日本関係の船舶が44隻とどまっています。このうち5隻には日本人24人が乗船していますが、全員の安全は既に確認が取れているとのことです。今回、損傷が確認された船舶は、この44隻とは別の船であることが明らかになりました。
国際的な海上交通の要衝である中東海域において、日本関係船舶への影響が最小限に抑えられたことは不幸中の幸いですが、引き続き情勢の推移には警戒が必要です。政府は関係各国と連携しながら、日本船舶と乗組員の安全確保に全力を尽くす方針です。



