イラン核施設に損傷確認、衛星画像分析で米報道 攻撃初めて明らかに
イラン核施設に損傷確認、衛星画像分析で米報道

イラン核施設に損傷確認、衛星画像分析で米報道 攻撃初めて明らかに

米国とイスラエルによるイラン攻撃に関連し、ロイター通信は3日、イラン中部ナタンツの核施設に今回の攻撃によるものとみられる損傷が衛星画像の分析で確認できたと報じた。昨年6月に攻撃された同施設の地下にはウラン濃縮に使用される遠心分離器が設置されており、今回の事態は国際的な懸念を高めている。

衛星画像で3棟の建物に新たな損害

ロイターによると、衛星画像の分析により、ナタンツ核施設の3棟の建物が新たに損害を受けたことが確認された。損傷した建物のうち2棟は遠心分離器がある地下への職員用入り口で、残る1棟は車両用の入り口である。攻撃は現地時間の1日午後から2日午前の間に発生したとみられ、米コロラド州の民間会社が提供した画像をワシントンの民間研究機関「科学国際安全保障研究所」が詳細に分析した結果、損傷が明らかになった。

国際原子力機関も損傷を認める

これに関連して、国際原子力機関(IAEA)は3日、X(旧ツイッター)への投稿で、衛星画像の分析からナタンツの核燃料濃縮施設の一部で損傷が確認されたと発表した。同機関は、損傷が米国とイスラエルの攻撃によるものと見られるとしつつも、「放射線被害の影響は予想されていない」と強調している。この声明は、攻撃が核施設に直接及んだことを公式に認める初めてのケースとなった。

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核兵器阻止を理由にした攻撃の背景

米国とイスラエルは今回の攻撃の理由として、イランの核兵器保有阻止を挙げている。しかし、核施設への攻撃が明らかになったのは初めてであり、今後の攻撃によっては、兵器級に近い高濃縮ウランの存在の有無などの検証がより困難になる可能性がある。専門家らは、この事態が中東情勢のさらなる緊張を招く恐れがあると指摘している。

今回の損傷確認は、衛星技術を活用した監視の重要性を浮き彫りにした。民間企業と研究機関の協力により、国際社会は核施設の状況をより詳細に把握できるようになっており、今後の対応が注目される。

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