イスラエル、ユダヤ系国民の93%がイラン攻撃を支持 反戦デモはかき消され選挙前倒し観測
イスラエル、ユダヤ系93%がイラン攻撃支持 反戦デモかき消され (07.03.2026)

イスラエル、圧倒的多数がイラン攻撃を支持 ユダヤ系で93%に達する

イスラエルで実施された世論調査により、国民の大多数が米国と共同で進めるイランへの軍事作戦を支持していることが明らかになりました。特にユダヤ系国民の間では、支持率が93%と極めて高い数値を示しています。この結果は、国家安全保障を巡る国民の結束の強さを浮き彫りにしています。

世論調査が示す高い支持率と信頼

民間調査機関「民主主義研究所」が4日に公表した調査によると、ユダヤ系国民の93%がイラン軍事作戦を「支持する」と回答しました。一方、アラブ系国民の支持は26%にとどまり、民族間で意見の隔たりが見られます。また、作戦の指揮に関しては、ユダヤ系の74%がベンヤミン・ネタニヤフ首相を「信用する」と答えています。

国家安全保障研究所が5日に公表した別の調査でも、国民全体の81%がイラン軍事作戦を「支持」しており、国家存亡がかかる安全保障問題において、国民が一致団結する傾向が確認されました。

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反戦の声はかき消され 右派の妨害も発生

一部では反戦の訴えも上がっていますが、その声はかき消されつつあります。5日夜、エルサレム中心街では開戦以来初めて反戦デモが開催されました。左派の平和活動家が「戦争反対」を叫びましたが、右派の通行人が「裏切り者め」とデモを妨害する場面も見られ、社会の分断が顕在化しています。

2023年のハマス越境攻撃への対応を巡り、ネタニヤフ首相の辞任を求める声が高まった時期もありました。しかし、レバノンやイランへの戦線拡大に伴い、首相の支持率や信頼度は回復傾向にあります。

ネタニヤフ首相の政治戦略と選挙前倒し観測

ネタニヤフ首相は6日、イランの弾道ミサイルが着弾した南部ベエルシェバを訪問し、「防衛には鉄の規律と不屈の精神が必要だ」と述べて住民を励ましました。首相は米国のトランプ大統領を説得し、長年の敵イランとの戦争に引き込んだことで、国民の多くから歓喜されています。

右派紙マアリブは5日付で「ネタニヤフ氏はイラン戦争の成功の功績を受けるに値する」と称賛しました。政治アナリストのシマ・カドモン氏は、「戦争が勝利に終われば、首相は選挙に打って出るだろう」との見方を示しています。これに伴い、10月までの実施が定められている総選挙を前倒しし、権力維持を図るとの観測が浮上しています。

市民生活への影響と疲弊する日常

国家の危機に団結する姿勢は見られるものの、市民は日々、イランから飛来するミサイルに疲弊しています。5日午後2時前、エルサレム中心部に空襲警報が鳴り響き、住民や買い物客は一斉に地下の防空壕に駆け込みました。近くに住む62歳の女性は、防空壕にたどり着く前に道端に座り込み、「サイレンが鳴る度に動悸が激しくなる」とつぶやきました。

救急当局によると、7日朝時点で、開戦以来10人が死亡し、130人が負傷しました。また、防空壕に向かう途中に404人が転倒するなどしてけがをしています。市民生活は深刻な影響を受けており、安全保障と日常のバランスが課題となっています。

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