イラン、ホルムズ海峡開放を提案 通航料1隻当たり3.2億円超でインフラ再建へ
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は6日、イランが米国との戦闘終結に向けた提案に対し、ホルムズ海峡の開放を回答したと報じた。この提案では、通航料として1隻当たり約200万ドル(約3億2千万円)を要求する考えも示されている。イラン高官2人の話として伝えられた。
通航料収益をオマーンと折半 インフラ再建に活用
通航料の収益は、海峡対岸のオマーンと折半し、米国とイスラエルによる攻撃で破壊されたインフラの再建に充てる計画だ。イランはこれまで、米国に被害の賠償を求めていたが、この要求を撤回した可能性がある。戦闘終結の条件として、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラに対するイスラエルの攻撃中止も要求した。
イラン国営メディアによれば、イランは米側の提案に対して10項目の回答を仲介国パキスタンに提出したとされている。この動きは、中東地域の緊張緩和に向けた重要な一歩となる可能性がある。
ホルムズ海峡の重要性ホルムズ海峡は、世界の石油輸送の要衝として知られ、事実上イランによって封鎖されていた。開放されれば、国際的な海上交通が円滑化され、エネルギー市場に大きな影響を与える見込みだ。
今後の展開に注目イランの提案は、米国や国際社会の反応次第で、地域の安全保障や経済に波及効果をもたらす。関係各国の対応が注目される。



