トランプ氏「完全勝利」宣言、イラン「10項目受諾」と対立主張…ホルムズ海峡開放で2週間停戦合意
トランプ氏「完全勝利」、イラン「10項目受諾」と対立主張…停戦合意 (08.04.2026)

米イラン間で2週間の戦闘停止に合意、トランプ氏は「完全勝利」と宣言

米国のトランプ大統領は7日、自身のSNSを通じて、イランへの攻撃を2週間停止することに同意したと表明しました。この合意は、事実上封鎖されているホルムズ海峡をイランが「完全、即時、安全」に開放することを条件としています。米国とイランは10日から戦闘終結に向けた協議を開始し、包括的な合意を目指すことになりました。

トランプ氏の勝利宣言とイランの対抗主張

トランプ氏は停戦同意の公表後、AFP通信のインタビューで、ホルムズ海峡の開放を念頭に「完全勝利だ。疑いの余地はない」と強調しました。また、イランが保有する高濃縮ウランの扱いについては、「完璧に対処される。そうでなければ合意しない」と説明し、詳細は明かさなかったと報じられています。

一方、イランのアッバス・アラグチ外相は8日、米国が攻撃を停止すれば、イランも停止すると表明しました。イラン最高安全保障委員会(SNSC)は声明で、「イランが偉大なる勝利を達成し、米国に10項目の計画を受諾させた」と主張しています。この10項目には、イランによるホルムズ海峡の管理継続、ウラン濃縮活動の容認、全ての制裁解除、イランが受けた損害の賠償などが含まれるとされています。

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合意の背景と今後の展開

トランプ氏は合意した理由として、「全ての軍事目標」を達成したこと、および「イランとの長期的平和や中東の平和」に関する最終合意に向けてイランとの協議が進展していることを挙げました。また、自身の投稿で、イランから10項目の提案を受け取ったと明かし、内容は示さなかったものの、今後の交渉での「合意可能な基盤」になるとの認識を示しました。ほぼ全ての項目で米国とイランが合意済みだと主張し、停戦期間中に「合意を最終決定し、完了できる」と述べています。

戦闘終結に向けた両国の協議は10日にパキスタンの首都イスラマバードで開催される予定です。米主要ニュースサイト・アクシオスは、米側はバンス副大統領が出席する可能性が高いと報じています。イランのSNSCは声明で、米国との協議開始は「戦争終結を意味しない」と強調し、10項目で最終合意に至った時点で「終戦」を受け入れるとしています。

地域の反応と関連する動き

イスラエルの首相府は8日、停戦について「トランプ大統領の決定を支持する」との声明を出しました。しかし、レバノンが拠点の親イラン勢力ヒズボラとの戦闘については、「2週間の停戦に含まれない」と主張しています。この動きは、中東情勢の複雑さを浮き彫りにしています。

トランプ氏は米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)までにイランが海峡の開放に応じなければ、橋や発電所などを破壊すると警告していましたが、今回の合意により、一時的な緊張緩和が図られることになりました。今後の協議の行方に注目が集まっています。

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