四国の酒類輸出量が過去最多を更新
高松国税局は2026年6月11日、四国地方で製造された酒類の2025年の輸出量が717.9キロリットルとなり、2012年に集計を開始して以来、過去最多を記録したことを明らかにした。このうち約7割を占める清酒も499.6キロリットルで、過去最多を更新した。
県別の輸出状況
県別に見ると、高知県が全体の7割にあたる504.8キロリットルで最多。次いで愛媛県が110.4キロリットル、香川県が51.9キロリットル、徳島県が50.7キロリットルとなった。愛媛県では清酒と柑橘類などを使用したリキュールの輸出量がほぼ同量だったが、他の3県では清酒が7~8割を占めた。
輸出先の動向
2025年の輸出先で最も多かったのは米国で、全体の3割超にあたる228キロリットルを占めたが、前年から約1割減少した。2位は中国の83.3キロリットル、3位は台湾の80.8キロリットルで、台湾向けは前年の約1.6倍に急増した。
政府の輸出促進政策
政府は人口減少による国内の食料需要減少を見込み、食品輸出を促進して「海外から稼ぐ力を強化する」方針。清酒やウイスキー、本格焼酎などを「輸出重点品目」に選定し、2030年には清酒の輸出額を2024年の435億円から1.7倍の760億円に増やす目標を掲げている。高松国税局の斎地義孝局長は「今後の輸出拡大に向け、関係機関と一緒に取り組んでいきたい」と述べた。



