米労働省が11日発表した5月の卸売物価指数は、前年同月比で6.5%上昇した。これは2022年11月以来、約3年半ぶりの高い水準となる。中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の高騰が継続しており、市場予想の6.4%程度を上回る結果となった。
内訳:モノとサービスの動向
品目別では、モノが10.4%、サービスが4.9%それぞれ上昇。4月の改定値は5.7%だった。モノの中では食品が2.6%、エネルギーが36.6%上昇した。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数の上昇率は4.9%で、市場予想の5.4%を下回った。
エネルギー価格高騰の背景
中東からのエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡では封鎖状態が続いており、供給懸念から原油価格が高騰。輸送コストの上昇も指摘されており、企業による値上げの動きに注目が集まっている。



