ロシア連邦捜査委員会は9日、モスクワ近郊で同日朝、走行中の乗用車が爆発し、運転していた1人が死亡したと発表した。同委員会は身元を明らかにしていないが、複数の独立系メディアは、死亡したのはウクライナ侵略でミサイルや砲弾の供給を担当するロシア国防省幹部であると報じている。
爆発の状況と捜査
連邦捜査委員会によると、爆発はモスクワ郊外の道路で発生し、車両は激しく損壊した。同委員会は、車両に仕掛けられた爆発物が爆発した可能性が高いとみて捜査を進めている。現場では爆発物の残骸が回収され、鑑定が行われている。
死亡したとされる人物
独立系メディア「インサイダー」などの報道によると、死亡したのはロシア国防省ミサイル砲兵総局のダミル・ダビドフ中将であるという。ダビドフ氏はウクライナ侵略の計画策定にも関与し、ウクライナ当局から標的にされていたとの情報がある。同氏はミサイルや砲弾の供給を統括しており、戦況に大きな影響を与える重要なポストにあった。
過去の類似事件
侵略を続けるロシア軍幹部を標的とした爆発事件はこれまでも発生している。昨年4月には、今回の現場近くで車が爆発し、ロシア軍参謀次長が死亡している。これらの事件は、ウクライナ側による破壊活動の可能性が指摘されている。
今回の事件は、ロシア軍内部の混乱を招く可能性があり、ウクライナ情勢にさらなる影響を与えるとみられる。ロシア政府は公式なコメントを控えているが、今後の捜査結果が注目される。



