国際スポーツ記者協会(AIPS)は5日、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会を取材予定のイランやアフリカの記者が、米国のビザ(査証)取得で困難に直面しているとして、国際サッカー連盟(FIFA)に対して対応を求める声明を発表した。
ビザ取得の実情
AIPSによると、一部の記者はビザ発給そのものを拒否されるケースに直面している。また、米国からカナダやメキシコに移動して試合を取材した場合、米国に再入国できなくなる「シングルエントリー」のビザしか発給されない事例も報告されている。これにより、複数国をまたぐ取材計画が大幅に制限される恐れがある。
AIPSの訴え
AIPSは声明で「このような状況は受け入れ難い。FIFAがビザ取得のために可能な限り全ての対応をしてくれることを願う」と強調。国際的なスポーツイベントの取材の自由を守るため、早急な改善を求めた。
W杯北中米大会は2026年に米国、カナダ、メキシコの3カ国で共同開催される予定で、多くの記者が国境を越えて移動することが想定される。AIPSはFIFAに対し、ビザ手続きの円滑化や各国政府との調整を強く要請している。
今回の問題は、一部の国の記者が米国ビザを取得する際に長期間の審査や厳格な基準に直面している実態を浮き彫りにしている。AIPSは今後も関係機関と連携し、記者の移動の自由を確保するための取り組みを続ける方針だ。



