香港立法会(議会)の李慧瓊主席(議長)は21日、フェイスブック上で、全議員が7月19日から25日までの日程で北京を訪問し、国政に関する視察を行うと発表した。立法会議員が全員で北京を訪れるのは、1997年の中国への香港返還後初めてのことであり、歴史的な意義を持つ。
全議員が親中派、北京訪問の背景
現在の立法会は、定数90人の全議員が親中派で占められている。これは、香港の国家安全維持法(国安法)の施行や選挙制度の改正により、反中派が排除された結果である。今回の訪問は、こうした政治状況を背景に、中央政府との連携を強化する目的があるとみられる。
視察の主な内容
訪問期間中、議員らは中国の中期経済計画である「第15次5カ年計画」について、専門家との意見交換を行う予定だ。この計画は、2030年までの目標を掲げ、今年3月の全国人民代表大会(全人代)で採択された。香港政府も、中国が求める「国家発展との融合」を柱とした独自の「5カ年計画」を初めて策定する方針であり、今回の視察はその準備の一環と位置づけられる。
また、議員らは中国政府で香港政策を担当する香港マカオ事務弁公室の訪問も視野に入れているとしている。これにより、香港と中央政府のさらなる協力関係構築が期待される。



