【ワシントン共同】トランプ米大統領は2日、ドイツ駐留米軍の5千人削減決定について「5千人よりもっと多く減らす」と述べ、さらに大規模な削減となる考えを示した。南部フロリダ州で記者団に語った。この削減は、ドイツのメルツ首相がイラン攻撃に批判的な言動を繰り返していることを受けた措置とみられている。
削減規模の拡大示唆
トランプ大統領は、ドイツ駐留米軍の削減に関し、既に決定している5千人を上回る規模になると明言した。具体的な数字には言及しなかったが、さらなる削減を示唆する発言を繰り返した。ホワイトハウス関係者によると、国防総省が複数の削減案を検討しており、最終的な規模は数週間以内に決定される見通し。
議会から懸念の声
米上下両院の軍事委員会トップは2日、ドイツ駐留米軍削減に強い懸念を表明した。連名による声明で、米国が欧州での軍の展開を早期に縮小することは、抑止力を弱体化させ、ロシアのプーチン大統領に誤ったメッセージを送るリスクをもたらすと警告した。また、NATO同盟国への影響や、欧州全体の安全保障体制の脆弱化を懸念する声も上がっている。
国防総省の高官は、削減計画は部隊再編の一環であり、ロシアへの対応力を維持すると説明している。しかし、専門家からは、ドイツからの撤収は米国の影響力低下につながるとの指摘も出ている。



