韓国外務省は11日、先月8日に死去した河野洋平元衆院議長に対して、深い哀悼の意を表する公式声明を発表した。声明では、河野氏が官房長官在任中の1993年に発表した「河野談話」を高く評価。この談話は、従軍慰安婦問題について「多くの女性の名誉と尊厳に深い傷を残した」と歴史的事実を認め、「心からのおわびと反省」を明記した日本初の公式文書であると強調した。
さらに、韓国政府は河野氏について「歴史の教訓を直視し、反省と省察を実践する勇気と信念を持って、日韓両国や周辺国との関係発展に尽力した」と称賛。河野氏の功績をたたえるとともに、その死を悼んだ。
河野談話は、1993年8月4日に当時の河野官房長官が発表したもので、慰安婦問題に対する日本政府の認識を示した重要な文書として、国際的にも知られている。今回の韓国政府の声明は、河野氏の死去に際し、日韓関係における象徴的な存在であったことを改めて浮き彫りにした。



