「飛鳥・藤原」世界遺産勧告に「東の飛鳥」下野市長が祝福メッセージ
「飛鳥・藤原」世界遺産勧告に下野市長が祝福

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)を世界文化遺産に登録するよう勧告したことを受け、栃木県下野市の坂村哲也市長は1日、祝福のメッセージを発表した。

坂村市長は「心からお祝い申し上げます。悲願である世界遺産登録正式決定に向け、全力で応援してまいります」と述べた。

下野市は、古代の飛鳥地方と同様、国家主導による大規模な寺院が整備された地域として知られる。市内には国指定史跡の下野薬師寺跡や下野国分寺跡、200基以上の古墳が点在する。市は「東の飛鳥」を掲げ、古代の文化財を活用したまちづくりを積極的に推進している。

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「東の飛鳥」としての連携

奈良県橿原市、桜井市とともに対象自治体である明日香村と下野市は昨年9月、包括連携協定を締結している。この協定は、古代文化の保存と活用、観光振興などを目的としており、両地域の連携を一層強化するものだ。

下野市では、夏の正式登録を見据え、市庁舎や道の駅への横断幕掲示などの準備を進めている。市の担当者は「世界遺産登録が実現すれば、下野市の魅力発信にもつながる」と期待を寄せている。

下野市の古代遺産

下野薬師寺跡は、奈良時代に建立された官立寺院で、当時の建築技術や仏教文化の広がりを今に伝える貴重な遺跡である。また、下野国分寺跡は聖武天皇の命により全国に建立された国分寺の一つで、その規模の大きさから当時の国力がうかがえる。

さらに、市内には200基を超える古墳が分布しており、中でも「摩利支天塚古墳」は栃木県最大級の前方後円墳として知られる。これらの遺跡は、古代下野国の政治・文化の中心地であったことを示している。

坂村市長は「下野市の豊かな歴史遺産を活用し、『東の飛鳥』としてのブランド力を高めていきたい」と話している。

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