米労働省労働統計局長に指名された大統領経済諮問委員会のエコノミスト、ブレット・マツモト氏は10日、議会上院の公聴会で「組織の誠実さと独立性を維持することを約束する」と強調した。前任局長は昨年、雇用統計の結果に不満を持ったトランプ大統領が統計が改ざんされたと一方的に主張し、解任されていた。マツモト氏はトランプ氏が指名した。
背景と懸念
労働統計局は雇用統計や消費者物価指数といった極めて重要な米経済指標を所管しており、トランプ氏の影響が強まれば、政治的圧力で統計の信頼性が揺らぐとの懸念が出ていた。マツモト氏は公聴会で「労働統計局が政治ではなく科学に基づいて決定していると国民が確信することが重要だ」と主張した。
議員の質問と回答
議員から統計の捏造があった可能性を問われると、マツモト氏は「ない」と明確に否定した。また、同氏は米東部デラウェア州育ちであることも明らかにされた。
この公聴会は、統計の信頼性を巡る議論が続く中で行われ、マツモト氏の姿勢が今後の米経済指標の独立性に影響を与えるとみられる。



