中東の衛星テレビ局アルジャジーラは10日、パレスチナ自治区ガザの和平計画をめぐり、イスラム組織ハマスが仲介国エジプトの提案の一部を拒否し、修正案の検討を続けていると報じた。米国主導の和平計画では、ハマスの武装解除が主要な争点となっている。
エジプトとの協議の詳細
アルジャジーラの報道によれば、ハマスの代表団はエジプトの当局者らとカイロで協議を実施。エジプトが提示した提案のうち、ハマスは治安維持のためにガザに展開する国際安定化部隊が武装解除に関与することに同意せず、独自の修正案を提出した。これに対し、仲介国は修正案に「微修正」を加えて再提案。ハマスは指導部が検討するための時間を要請したという。
和平計画の現状と課題
しかし、武装解除に関するこれまでの提案はいずれも、トランプ米政権が主導するガザの暫定統治機関「平和評議会」やイスラエルが受け入れていないとされ、今後の協議は依然として難航が予想される。膠着状態の早期解消は見通せない状況が続いている。
ハマスとエジプトの間では、これまでも停戦や人質交換などの交渉が行われてきたが、武装解除という核心的な問題で合意に至るのは容易ではない。国際社会は和平の進展を期待しているが、関係国の立場の違いが浮き彫りとなっている。



