納豆輸出が過去最高を更新、海外での人気拡大
財務省の貿易統計によると、2025年の納豆輸出量は5248トンに達し、過去最高を記録した。2017年に統計公表を開始して以来、数量・金額ともに右肩上がりで推移し、2025年は当初の約3倍に拡大している。
米国と中国でなぜ人気?
国別では中国が1652トンで最多、米国が1032トンで続く。全国納豆協同組合連合会によると、米国では対米投資を機に形成された日本人コミュニティー向けの供給網が確立。中国では日系スーパーの進出に加え、「納豆に似た発酵食品を食べる文化があった」ことが受け入れられやすさにつながったという。
税関別トップは東京、函館も健闘
税関別では、納豆の産地として有名な茨城県に近い東京が1422トンで首位。2位は函館で1402トン。同連合会は「中国向けには『北海道ブランド』が確立している」と説明する。
健康志向とインバウンド効果
新型コロナウイルス禍を機に健康志向が高まったことや、訪日客の増加も納豆人気を後押しした。納豆特有のネバネバやにおいがインフルエンサーの格好のネタとなり、初めて食べてみたという動画も増加している。
中東情勢悪化が懸念材料
今後の輸出拡大が期待される一方、中東情勢の悪化が影響を与える可能性がある。同連合会は「展示会を開催するなど中東への輸出拡大を進めていた矢先で残念」とコメント。また、石油由来の納豆容器やフィルムへの影響も懸念され、推移を注視している。



