タイ首都爆弾テロ事件で死刑判決、2被告に一審判決
2015年にタイの首都バンコク中心部にある観光名所「エラワンのほこら」で発生した爆弾テロ事件で、タイの刑事裁判所は6月11日、計画殺人などの罪に問われた中国新疆ウイグル自治区出身の2人の被告に対して死刑の一審判決を言い渡しました。この事件では20人が死亡し、126人が負傷しています。
判決の内容と被告の主張
判決を受けたのは、ビラル・ムハンマド被告(別名アデム・カラダク)とユスフ・マイライリ被告の2人です。裁判所は、両被告が共謀して爆弾を現場に運び、爆発させたと認定し、20人の死亡と126人の負傷を認めました。また、タイの安全保障に脅威をもたらしたとも指摘しています。
一方、2人の被告は公判で無実を主張し、取り調べ中に拷問を受けて自白を強要されたと訴えていました。タイメディアによると、ユスフ被告はタイ語で「司法の死を悼む」と述べたと伝えられています。
事件の背景と今後の展開
この爆弾テロ事件は2015年8月に発生し、タイ国内外に大きな衝撃を与えました。事件後、タイ当局は捜査を進め、中国新疆ウイグル自治区出身の容疑者を特定。2人は2015年に逮捕され、その後長期にわたる公判が続いていました。
今回の一審判決に対し、被告側は控訴する見通しです。タイの司法制度では、死刑判決は最高裁判所での審理を経て確定するため、最終的な結論にはまだ時間がかかるとみられます。



