豊田通商、アフリカ事業で売上高2兆円超へ
豊田通商の今井斗志光社長は、トヨタ自動車の代理店を営むアフリカ事業について、2027年3月期の連結売上高が2兆円を超える見通しを示した。経済成長に伴う新車市場の拡大が追い風となっている。
日本車の競争力と戦略
今井氏は8日の読売新聞などのインタビューで、「アフリカに向いた車を販売することに加え、サービス網を整える」と述べた。中国勢が台頭する中、日本車は無駄のない装備と耐久性が評価されており、「アフリカでは少なくとも2030年までは競争力がある」と語った。アフリカ事業では、2030年代前半に売上高3兆円を目指す。
インド事業への意気込み
トヨタが新工場を建設するインドについて、今井氏は「日本の自動車産業のクラスター(集積)ができる。商機はたくさんあるので、アフリカのように『ヒト・モノ・カネ』を投入していきたい」と意気込んだ。駐在員は従来の50人から100人に増やし、さらなる増員を視野に入れている。
中東情勢の影響と対応
中東情勢の緊迫化に伴う原油やナフサ(粗製ガソリン)の供給制約については、「日本の産業界にサプライチェーン(供給網)の強靱化と柔軟化の準備があって持ちこたえている」との認識を示した上で、資源の調達先の多角化や再利用の推進を急ぐ方針だ。



