ソニーグループは6月13日、2年ぶりにテレビの旗艦モデルを刷新し、「BRAVIA(ブラビア)9Ⅱ」を発売する。本製品は、2027年から中国の家電大手TCLが主導権を握る合弁会社に移行することが決まっているソニーテレビ事業において、自社単独で開発・販売する最後の商品となる。
BRAVIA9Ⅱの主な特徴
今回のモデルは、ライトの制御技術を大幅に向上させており、居間の明るい照明の下でもより正確に色を再現できることが最大のポイントとされる。特に注目されるのは、115V型(9月発売予定)で、高さ146.5センチ、幅256.5センチとソニーの家庭用テレビ史上最大のサイズを誇る。この大型モデルは、話題を集めることが予想される。
ソニーテレビ事業の今後
ソニーのテレビ事業は、2027年4月からTCLが主導権を握る合弁会社に移管される。商品には引き続き「ソニー」の名称を使用できるものの、合弁会社はTCLの連結子会社となる。これにより、日本のテレビ事業はさらに縮小傾向が続き、現在市場の約5割を中国系メーカーが占める状況が加速するとみられる。
テレビは長年ソニーの看板商品であり、特に「ブラビア」ブランドは高画質技術で世界的に認知されてきた。しかし、激化する価格競争や市場の変化に対応するため、ソニーはエンターテインメント企業への転換を進めており、テレビ事業の分離はその一環である。
本製品の発売は、ソニーのテレビ開発の歴史に一つの区切りを打つことになる。今後の合弁会社での展開が注目される。



