厳しい暑さ予想でお中元商戦、冷たい飲料やアイス拡充…市場縮小で「自分へのご褒美」提案も
厳しい暑さ予想でお中元商戦、冷たい飲料やアイス拡充

百貨店各社のお中元商戦が本格化している。今夏は平年以上の暑さが予想されており、各社は冷たい飲料やアイスなど涼しさを感じられる商品を例年より充実させている。また、11日(日本時間12日)に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)の盛り上がりを見込んだ商品や、物価高を背景とする節約志向に応えた割安な商品も取り揃え、消費者の需要喚起を図っている。

清涼感を重視した品揃え

日本橋三越本店(東京都中央区)が3日に開設したお中元特設コーナーでは、ジュースやコーヒーなどの飲料を前年比3割増の100種類以上用意。720ミリリットルで2万円を超えるシャインマスカットジュースなどのプレミアム商品も展開し、期間限定で有料試飲も楽しめるようにした。

気象庁の予報によると、6~8月の平均気温は平年より高くなる見通しで、同店の担当者は「ドリンク需要は高まるだろう。味を確かめて贈り物を選んでほしい」と話す。そごう・西武も飲料やアイスの品数を前年から約2割増やし、高島屋は冷製おでんなど冷やして楽しむ食品を強化するなど、清涼感のある商品を拡充する動きが広がっている。

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市場縮小への対応

お中元市場は長期縮小傾向にあり、各社は新たな需要創出に苦心している。今年は「自分へのご褒美」需要を喚起するため、高級アイスクリームや希少な果実を使ったジュースなど、普段使いしにくい商品を打ち出す戦略も目立つ。また、W杯関連では各国のビールやスナックをセットにした商品を用意し、観戦需要を取り込む狙いだ。

節約志向の消費者向けには、1,000円台から購入できる手頃なギフトセットも充実。物価高が続く中、贈り物の予算を抑えたいというニーズに応える。百貨店各社は、こうした多様な商品ラインアップで、お中元の需要拡大を目指している。

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