全米自動車労働組合(UAW)は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のピックアップトラック向け車軸を生産する主要部品メーカーの工場で、ストライキが開始されたことを明らかにした。この工場は米中西部ミシガン州に位置し、ロイター通信が報じている。
ストライキの詳細
今回ストライキに入ったのは、部品メーカー「ダウチ・コーポレーション」のスリーリバーズ工場である。同工場には約千人の組合員が勤務しており、ストライキの影響は広範囲に及ぶ可能性がある。
賃金問題が背景
UAWによると、組合員は2008年の金融危機時に工場存続のため賃金削減を受け入れた経緯がある。しかし、現在の最高時給は22ドル(約3500円)と、当時の29ドルを下回ったまま改善されていない。この賃金格差がストライキの主な要因となっている。
5月上旬に実施されたストライキの賛否を問う投票では、98%が賛成票を投じるなど、組合員の不満は強い。
GMの対応
ロイター通信によると、GMは「状況を注意深く見守りながら、影響の可能性を評価している」とコメントしている。ストライキが長期化すれば、GMのピックアップトラック生産に支障をきたす恐れもある。



