トヨタ自動車の豊田章男会長が2025年度に受け取った役員報酬は、21億1300万円に達した。前年度より1億6400万円増加し、3年連続でトヨタの役員報酬の歴代最高額を更新した。この情報は、トヨタが10日に公表した有価証券報告書で明らかになった。
報酬の内訳
豊田氏の報酬は、固定報酬と業績連動報酬で構成されている。固定報酬は前年度より100万円多い3億9600万円だった。一方、賞与と株式報酬からなる業績連動報酬は1億6300万円増加し、17億1700万円となった。
業績との関連
トヨタは2025年度決算(国際会計基準)で、日本企業として初めて売上高が50兆円を超える好業績を記録した。世界的な企業を参考に報酬水準を見直しており、中嶋裕樹副社長と宮崎洋一副社長の報酬もそれぞれ前年度より約6000万円増の4億8000万円前後となった。
しかし、最終的なもうけを示す純利益は3兆8480億円と前年度に続いて減益となった。この影響を受け、3月まで社長を務めた佐藤恒治副会長の報酬は前年度より2300万円少ない8億300万円となった。
今後の展望
トヨタは引き続き、業績に連動した報酬体系を維持しつつ、グローバル競争力を高めるための経営体制を強化していく方針だ。



