百貨店の松屋銀座は10日、牛丼チェーン松屋フーズの新業態店舗「松屋PREMIUM(プレミアム)」をオープンした。松屋が百貨店に常設店を出すのは初めてで、同じ「松屋」の名を持つ縁から7年前に構想が持ち上がり、コロナ禍での中断を経てようやく実現した。
プレミアムメニューの内容
店舗は持ち帰り専門で、神戸牛や国産ブランド米を使用した高級路線の「神戸牛牛めし」(1390円)をはじめ、全7品を提供。その他、「国産和牛のうまトマハンバーグ」(1681円)や「創業ビーフRichカレー」(1050円)など、百貨店ならではの品質と価格設定が特徴だ。開店直後から多くの客が詰めかけ、人気を集めている。
コラボ実現の背景
松屋銀座と松屋フーズのコラボは、昨年4月に期間限定で出店した際、過去最高の売り上げを記録したことが常設店舗の出店を後押しした。松屋銀座は、牛丼の松屋の主な顧客層である30〜40代男性を百貨店に呼び込み、既存の40代女性やシニア層の満足度向上を目指す。
松屋フーズの担当者は「松屋の味の良さを百貨店向けに進化させた。幅広い方に楽しんでもらえれば」とコメント。松屋銀座の担当者は、物価高の中での商品開発について「手に取りやすい価格帯に抑えるよう企業努力を重ねた」と述べた。
今後の展開
今後は季節に合わせた新メニューや、牛めしの具などの総菜販売も検討している。百貨店と牛丼チェーンの異色のコラボレーションが、新たな客層の開拓につながるか注目される。



