SUBARU(スバル)は6日、米国で生産している3列シートのスポーツ用多目的車(SUV)「アセント」を、今年後半をめどに日本市場へ投入する検討を明らかにした。日米関税合意に基づき、米国製車両の安全審査を簡素化する制度を活用した「逆輸入」により、ファミリー層などの需要を取り込む狙いだ。
アセントの特徴と国内戦略
アセントは2018年から米国を中心に販売されている。全長4メートル99、全幅1メートル93で、スバルの現行車種では最大のサイズを誇る。スバルはこれまで国内で3列シートの車種を販売しておらず、大型のアセントをラインアップに加えることで、顧客の選択肢を広げる方針だ。
価格と販売形態
米国での販売価格は約4万700ドル(約650万円)からだが、日本での価格は現時点で未公表。海外と同じ左ハンドルとなる見込みだ。スバルはアセントの投入により、多人数乗車を求めるファミリー層やアウトドア志向のユーザーをターゲットに、国内SUV市場での競争力を高める考えだ。
日米関税合意の影響
日米合意では、トランプ政権が対日貿易赤字を問題視していたことを踏まえ、米国生産車の輸入手続きが簡素化された。トヨタ自動車はすでに米国から逆輸入した車種を販売しており、スバルもこの流れに乗る形となる。この制度を活用することで、輸入に伴うコストや手続きの負担が軽減され、日本市場への投入が容易になったとみられる。



