小湊鉄道(市原市)は、線路上を自転車で走る新たなアクティビティ「こみチャリ」を12日から開始する。養老渓谷駅と上総中野駅の間の一部区間で実施され、全長1.7キロの線路を往復する内容だ。
脱線事故の影響受け、鉄道利用促進へ
同区間は、2024年10月に発生した脱線事故により全線不通となっているいすみ鉄道(大多喜町)の影響で、乗降客数が大幅に減少している。小湊鉄道は、このレールバイクを鉄道利用の起爆剤と位置づけ、養老渓谷の観光活性化にもつなげたい考えだ。
「こみチャリ」の特徴
こみチャリは、電動アシスト付きマウンテンバイク2台を組み合わせたレールバイクで、最大3人乗り。ペダルをこぐとレールに接地した後輪が動き、レールの継ぎ目による振動や音が楽しめる。鉄道運行のない午前9時~午後4時に利用枠を設定し、45分間で片道1.7キロを往復する。
コースは見晴らしの良い原っぱや、房総半島の地層が見える切り通しが眺められ、トンネルを抜けたり下り坂を駆け抜けたりするアトラクション要素も盛り込まれている。
営業路線での常時実施は県内初
小湊鉄道によると、営業路線を使ったレールバイクの常時実施は千葉県内で初めての試み。鉄道利用促進だけでなく、県内有数の温泉観光地である養老渓谷の体験型アクティビティとして定着を目指す。同社鉄道サービス部の担当者は「グループや家族連れの楽しい思い出作りになれば。小湊鉄道も利用してほしい」と期待を寄せている。
運行概要
運行は月曜、金曜~日曜と祝日。料金は1台4000円。申し込みは同社ホームページで受け付けている。期間は12月14日まで。



