東日本大震災被災地の信用組合、経営強化計画の進捗を公表 融資実績など明らかに
被災地信用組合、経営強化計画の進捗を公表 融資実績を報告

被災地の信用組合、経営強化計画の進捗を公表 融資実績など詳細を報告

東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県内の信用組合であるいわき信用組合(いわき市)と相双五城信用組合(相馬市)は、2023年9月期の経営強化計画の履行状況を2024年2月24日に公表しました。両組合は、改正金融機能強化法に基づき公的資金による資本注入を受けており、その後の経営改善と地域支援の取り組みが注目されています。

いわき信用組合の取り組みと実績

いわき信用組合では、被災者向けの新規融資について、累計で245件、総額491億6800万円を実施しました。さらに、貸し付け条件の変更実績は279件238億7200万円に上り、資金繰りに苦しむ個人や企業への柔軟な対応を進めています。

財務改善や経営支援を行う事業支援先は22件に及び、行政と連携した震災対応商品の取り扱い累計は2518件、融資額合計は429億700万円となりました。また、取引先の販路拡大を支援するため、ビジネスマッチング交流会の開催やクラウドファンディングの仲介など、多角的な事業展開を図っています。

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相双五城信用組合の支援活動

相双五城信用組合では、被災者向けの新規融資が1043件284億1100万円に達し、貸し付け条件の変更は1217件307億5600万円を記録しました。資金繰りに苦しむ中小・零細企業を支えるため、継続的に金融商品を開発し、外部機関や専門家との連携を強化しています。

具体的には、取引先の経営改善や事業再生・承継を支援するほか、健康応援定期預金子育て支援定期積金などの商品を取り扱い、地域住民の生活をサポート。さらに、営業店がある8市町の地方創生事業に積極的に参画し、地域経済の活性化に貢献しています。

今後の展望と課題

両信用組合は、公的資金注入後の経営強化計画を着実に履行し、被災地の復興と経済再生に向けた役割を果たしています。しかし、依然として地域の課題は多く、持続可能な支援体制の構築新たな金融ニーズへの対応が求められています。今後も、行政や地域コミュニティとの連携を深めながら、被災者の生活再建と事業継続を支える取り組みを継続していく方針です。

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