今年の夏も、全国的に平均気温が平年より高く、厳しい暑さとなる見込みです。猛暑をどう乗り切るか、多くの人が頭を悩ませています。近年、猛暑日が増加傾向にある中、夏を快適に過ごすための画期的なアイテムが続々と登場しています。楽天グループ(本社・東京)楽天市場マーケティング部の坂本崇樹さんに、この夏注目の暑さ対策グッズを聞きました(商品価格は税込み)。
直接的に体を冷却するアイテムが人気
今年5月、同社が20~60歳の男女1000人を対象に実施したアンケート調査で、「過去5年間の夏の暑さについて、それ以前(6年前)と比較してどう感じていますか」と尋ねたところ、67.2%が「非常に暑くなった」、20.3%が「少し暑くなった」と回答。約9割の人が夏の暑さが増したと感じていることが分かりました。
楽天市場では、夏の暑さ対策関連商品を約60万点取り扱っており、2025年の関連商品の流通総額は前年比約1.4倍に拡大。坂本さんは「日傘、ネックリング、ハンディーファンなどの従来の暑さ対策グッズに加え、今年は体に装着して直接冷却する『ウェアラブル冷却武装』がトレンドです。今後は単なる対策ではなく、猛暑を攻略するグッズが注目されるでしょう」と分析します。
坂本さんが挙げた、楽天市場で特に注目されるウェアラブル冷却武装グッズは以下の三つです。
アイスハット
冷蔵庫または冷凍庫で冷やし、帽子やヘルメットの内側に入れて使用するインナーパッド。通勤・通学、アウトドア、スポーツ観戦などで帽子をかぶった時の頭の蒸れや汗の不快感を軽減します。流通総額は前年同期比約3.2倍に上っています。
空調ウェア
服に取り付けた小型ファンで外気を取り込み、内部に風を循環させて汗を気化させ、体を冷やすウェア。体にこもった熱を排出し、炎天下の作業などでの熱中症リスクを軽減します。流通総額は前年同期比約1.6倍と人気が高まっています。
水冷ウェア
衣服の内部に水を循環させて冷却するウェア。今年は様々なタイプの商品が登場し注目を集めています。火や静電気がNGな作業現場やバイク乗車時にも使用でき、屋内や密閉空間でも効果的です。
部分的な対策でおしゃれに
暑さ対策グッズと言えば、昨年は目元以外の上半身をすっぽり覆う避暑着が「不審者パーカー」と呼ばれ話題に。作業服専門店などで販売されていましたが、今年はレディースファッションブランドから、コーディネートの一部としておしゃれに活用できる避暑着が続々登場しています。坂本さんは「ファッション通販サイト『Rakuten Fashion』では、ファッションブランドが取り扱う暑さ対策関連商品数が前年同期比約1.7倍に増加。デザイン性の高いフェイスカバーやアームカバーがトレンドです」と説明します。
VIS(ビス)の「マイナス18℃ネック&フェイスカバーつきUVハット」(4389円)は、目の下から首まで覆うカバー付きハット。つばが広めのデザインで強い日差しをガードし、日焼けを軽減。カバーは必要な時に取り外し可能。無帽時と比べて体感温度を最大18度下げる効果が期待できます。
SNIDEL(スナイデル)からは、日差しによる肌ダメージを抑え、衣服内の温度上昇を抑えるアームカバー「ポーチチャーム付きUVカットアームカバー」(7920円)が登場。サムホール(指穴)付きで手の甲から肩までカバーでき、フリルやリボンが付いたフェミニンなデザインで重ね着ファッションとしても活用可能。付属のポーチチャームに収納してバッグに付けて持ち運べます。
「今の消費者の意識は、単なる暑さ対策から過酷な猛暑を前向きに攻略する『攻めの姿勢』へと変化しています」と坂本さん。進化した冷却グッズをうまく活用し、猛暑の夏を快適に過ごしましょう。(読売新聞メディア局 長縄由実)



