福島県大熊町で栽培されるイチゴ「おおくまベリー」を活用した新商品「ふわふわ魔法のいちごパン」が、ネクサスファームおおくまから発売された。このパンは、おおくまベリーのジャムを練り込んでおり、缶詰で3年間の長期保存が可能。イチゴの自然な風味と、ふんわりとした食感が特徴で、非常食としても日常のおやつとしても楽しめるよう工夫されている。
開発の背景
ネクサスファームおおくまは、復興拠点である大川原地区に植物工場を構え、おおくまベリーを生産している。販路拡大のため加工品を展開する中で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による全町避難の経験から、備蓄用のパンに着目。従来の乾パンは長期保存に優れるものの、パサつきや味気なさから子どもや高齢者には食べにくいという課題があった。
製法とこだわり
そこで同社は、しっとりとした食感の缶詰パンを手がける栃木県の企業と協力。ジャムの配合を何度も試行錯誤し、約1年の開発期間を経て完成させた。社長を務める吉岡健太郎副町長は「非常食としてだけでなく、日常のおやつにもなるよう、おいしさに徹底的にこだわった。食べた分を買い足す『ローリングストック』方式で、災害に備えてほしい」とPRしている。
商品概要
価格は1缶100グラム入りで700円前後。取扱店によって価格が異なる。販売場所は、町周辺のコンビニ3店舗、道の駅なみえ(浪江町)、道の駅ならは(楢葉町)、双葉町産業交流センター。問い合わせはネクサスファームおおくま(電話0240-23-7671)まで。



