ホンダは2026年6月10日、米国市場で販売したスポーツタイプ多目的車(SUV)を中心に、約88万台のリコールを発表した。対象車両では、融雪剤が多用される寒冷地において、車体後部の骨格部品が腐食する可能性が指摘されている。現時点で、この問題に関連する事故や負傷の報告はないという。
リコールの対象車種とモデル年
リコールの対象となるのは、ホンダブランドの3車種と、高級車ブランド「アキュラ」の1車種である。具体的には、ホンダのSUV「パイロット」(2016~2022年モデル)、「パスポート」(2019~2023年モデル)、ピックアップトラック「リッジライン」(2017~2023年モデル)、そしてアキュラのSUV「MDX」(2014~2020年モデル)が含まれる。
腐食による潜在的なリスク
ホンダの発表によると、腐食が進行した場合、後部サスペンション(緩衝装置)の取り付け部分が破損する恐れがある。これにより、車両の運転操作が不能となり、事故につながる可能性が否定できない。同社は、対象車両の所有者に対して、無償で点検・修理を行うとしている。
背景と今後の対応
今回のリコールは、米国北部などの寒冷地で道路に散布される融雪剤が原因とみられる。ホンダは、顧客の安全を最優先に対応を進める方針だ。対象車両の所有者には、順次通知が行われる予定である。



