福井県のふるさと納税額が過去最高197億円、抱き枕ヒットの福井市は58%増もコメ頼みの自治体は減少
福井県のふるさと納税額が過去最高197億円、明暗分かれる

福井県のふるさと納税、過去最高を更新も自治体で明暗

福井県と県内17市町への2025年度のふるさと納税による寄付額が197億2356万円に達し、過去最高を記録したことが明らかになった。県と10市町は前年度比で増加し、堅調な伸びを示したが、一方で寄付額が10%以上減少した自治体もあり、明暗が分かれる結果となった。

敦賀市が最多、福井市は抱き枕で大幅増

県内で最も寄付額が多かったのは敦賀市で、83億7673万円(43万8175件)を集めた。前年度から0.2%の微減にとどまり、特産のカニやむきえびが人気を維持。市の担当者は「仲介サイトなどで高評価を得ており、リピーターだけでなく新規の寄付も呼び込めている」と分析する。

福井市は12億2522万円(5万4108件)で、増加率58.6%と県内トップの伸びを示した。2024年度から返礼品に加えた抱き枕「ハグモッチプレミアム」がヒットし、寄付額の約3割を占めた。また、返礼品などを紹介するPR雑誌を24年度の寄付者に送付し、リピーター獲得に成功したことも奏功した。市の担当者は「返礼品を充実させるなど、PRに力を入れていきたい」と意気込む。

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コメ不足でコメ返礼品依存の自治体が苦戦

一方、2025年度は全国的なコメ不足で需要が高まった影響を受け、コメを返礼品の中心としていた自治体が苦戦した。特に坂井市は、コシヒカリやハナエチゼンなどのコメ返礼品に寄付が集中。コメ以外の返礼品の人気が広がらず、寄付件数は39.3%減の7万6425件、寄付額も13.3%減の15億1029万円となった。市の担当者は「コメ以外にも魅力的な返礼品が多くある。市内事業者と連携してアピールしていきたい」と述べた。

ふるさと納税全体としては右肩上がりの成長を続けており、2021年度に初めて100億円を突破して以降、増加傾向が続いている。今回の結果は、返礼品の多様化とPR戦略の重要性を浮き彫りにした。

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