NY原油先物が3営業日連続で上昇、102ドル台に到達
週明け3月30日のニューヨーク・マーカンタイル取引所における原油先物相場は、3営業日連続の上昇を記録しました。指標となる米国産標準油種(WTI)の5月渡し価格は、前週末比で3.24ドル高の1バレル=102.88ドルで取引を終えました。この終値は、2022年7月以来、約3年8カ月ぶりの高値となり、市場関係者の注目を集めています。
中東情勢の悪化が供給懸念を拡大
価格上昇の背景には、中東地域の情勢悪化に伴う原油供給への懸念が強まっていることが挙げられます。特に、ホルムズ海峡周辺での混乱が継続しており、アラブ首長国連邦(UAE)沖で停泊する商船の動向も不透明な状況が続いています。これにより、供給混乱が長期化する可能性への警戒感が市場全体に広がっています。
米国とイランの対立が戦闘激化の懸念を強める
トランプ米大統領は、イランに対してホルムズ海峡の開放を要求し、応じない場合にはエネルギー関連施設への攻撃も辞さない姿勢を改めて示しました。この発言は、地域の戦闘がさらに激化する可能性への懸念を強める結果となりました。米国側は戦闘終結に向けた提案を示していますが、イラン側は協議に対して否定的な姿勢を崩しておらず、停戦の見通しは依然として不透明な状態が続いています。
市場アナリストは、中東情勢の先行き不透明さが、原油価格のさらなる上昇圧力となる可能性を指摘しています。特に、供給チェーンへの影響が拡大すれば、世界的なエネルギー市場に大きな波紋を投げかけることになるとの見方も出ています。投資家は、今後の地政学的リスクに細心の注意を払いながら、取引を進めている状況です。



