米連邦準備制度理事会(FRB)の新議長にケビン・ウォーシュ氏が22日、ホワイトハウスでの宣誓式を経て正式に就任した。ウォーシュ氏は就任に際し、「過去の成功と失敗から学び、改革志向のFRBを主導する」と表明した。
就任の背景と課題
ウォーシュ氏の就任は、中東情勢の悪化によるエネルギー価格高騰と、それに伴うインフレ加速への警戒感が強まる中で行われた。FRBの使命である物価安定と雇用最大化の達成に向け、難しい舵取りが求められる。
前任のパウエル体制では、トランプ政権から大幅利下げを求める圧力が強まり、対立が表面化していた。市場は、ウォーシュ氏が政権とどのような関係を構築するか注目している。任期は4年。
ホワイトハウスでの宣誓
指名したトランプ大統領は、ウォーシュ氏が「完全に独立した立場であることを望む」と述べた。米メディアによると、新議長がFRB本部ではなくホワイトハウスで就任宣誓を行うのは、1987年のグリーンスパン氏以来となる。
ウォーシュ氏は、金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)の委員長にも選任された。次回のFOMCは6月16日・17日に開催予定で、ウォーシュ氏が初めて采配を振るうことになる。
市場への影響
米国の金融政策は世界経済に大きな影響を及ぼすため、今後のウォーシュ氏の政策運営が国際的に注目されている。



