4月のナフサ販売量、前年同月比35%減 輸入4割減、生産も2割減
4月ナフサ販売量35%減、輸入4割減 生産も2割減

経済産業省が29日に公表した石油統計速報によると、2025年4月の国内ナフサ販売量は193万キロリットルとなり、前年同月比で35%の減少を記録した。石油化学製品の原料として不可欠なナフサは、中東情勢の不安定化が供給網に大きな打撃を与えている。

輸入と生産の大幅減少

統計によれば、4月のナフサ輸入量は110万キロリットルで、前年同月比43%減。国内の原油精製による生産量も90万キロリットルと、22%減少した。一方、ガソリンは330万キロリットル、軽油は251万キロリットルと前年並みを維持している。

供給構造の変化

経産省のデータでは、2024年の月平均ナフサ供給量は280万キロリットル。内訳は中東からの輸入が120万キロリットル、中東以外からの輸入が45万キロリットル、国内生産が110万キロリットルだった。しかし、4月の実績では国内生産が90万キロリットルと、20万キロリットル減少している。

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ホルムズ海峡の事実上の封鎖を受け、政府は備蓄放出などで国内生産を維持する方針を示していたが、実際の生産量は目標を下回った。経産省の担当者は「20万キロリットルの差は大きい」と認めつつ、「輸入量が想定より多かったため、全体として必要な供給は確保できている」と説明している。

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