さいたま市の児童発達支援センター「さくら草学園」が4月に移転 老朽化と利用者増に対応
さいたま市浦和区領家に所在する児童発達支援センター「さくら草学園」が、2026年4月1日に同区駒場への移転を実施します。これにより、従来の平屋建て施設から2階建ての新施設へと生まれ変わり、延べ床面積は約1.9倍に拡大します。
老朽化と利用者増加が背景に
「さくら草学園」は1973年の開設以来、地域の未就学児を対象に、子どもたちの発達状況に合わせたプログラムを提供してきました。しかし、施設の老朽化が進み、さらに利用者数が増加傾向にあることから、移転整備が計画されました。
さいたま市全体の児童発達支援サービスの利用者数は、2023年度に2020人を記録し、6年間で約3.4倍に増加しています。市内には計6カ所の児童発達支援センターが存在しますが、今回の移転はこうした需要の高まりに対応するものです。
新施設の特徴と整備内容
新施設では、以下のような充実した設備が整えられます:
- 発達支援室が4部屋(旧施設から1部屋増)
- 相談室が2部屋(旧施設から1部屋増)
- 療育用遊具を安全に固定できる設備を新設
- 排せつのトレーニングをしやすいトイレを整備
- プライバシーに配慮したレイアウトを採用
整備費は約6億2千万円が投じられ、より一層の療育環境の充実が図られます。清水勇人さいたま市長は、26日の定例記者会見で「より一層の療育環境の充実に努めたい」と語り、新施設への期待を示しました。
この移転により、「さくら草学園」は半世紀以上にわたる地域貢献を継続しつつ、現代のニーズに応える形で新たな一歩を踏み出します。



