山梨県長崎知事が3選へ立候補表明 来年初めの知事選に異例の早期表明
山梨県長崎知事が3選へ立候補 異例の早期表明 (17.02.2026)

山梨県長崎知事が3選目指し立候補表明 来年初めの知事選に異例の早期表明

山梨県の長崎幸太郎知事は17日、県議会の所信表明において、来年初めに予定されている知事選挙に3選を目指して立候補する意向を正式に表明しました。約1年先の選挙戦に向けて現職知事がこれほど早期に立候補を宣言するのは、極めて異例な動きとして注目を集めています。

県議会での所信表明で決意示す

17日に開会した2月定例県議会において、長崎知事は「引き続き県政の先頭に立つ覚悟を固めた」と力強く宣言しました。2019年の知事就任から7年間の歩みを振り返り、「この土地に対する私の誠意を貫くため、その時々の評価ではなく、歴史に対する責任を拠り所にしてきた」と述べ、自らの政治姿勢を明らかにしました。

さらに「政治家としての責任を、私は山梨に置くことを選んだ」と強調し、「山梨の前進をここで止めるわけにはいかない」と、県政運営に対する強い決意を語りました。この発言は、3選を目指す背景にある確固たる信念を示すものとして受け止められています。

異例の早期表明の背景と理由

従来、年明けに行われる知事選への現職の立候補表明は、9月定例県議会が舞台となることが一般的でした。長崎知事自身も2022年の再選に向けた立候補表明は9月県議会で行っています。今回の約1年先の早期表明は、これまでの慣例を大きく覆すものです。

県議会後の記者会見で、長崎知事は早期表明の理由について詳細に説明しました。「水素社会の推進や県民所得の向上などの県政課題に、多くの人が安心して取り組んでいける基盤を作るため」と、具体的な政策実現に向けた環境整備の必要性を挙げました。

また、衆院選が終了したタイミングを踏まえ、「早い段階で(意向を)示した方が、支援者のみなさんも動きやすい」と、選挙準備における戦略的な判断も背景にあることを明かしました。この発言は、選挙運動の円滑な開始を意図したものと分析されています。

自民党籍と国政選挙の関係性

長崎知事は自民党籍を有していますが、衆院選で自民党が大勝したことと早期表明の直接的な関係については否定しました。「タイミングの問題はあるが、国政選挙と知事選は連動しておらず、関係ない」と明確に述べ、地方選挙の独立性を強調しました。

ただし、衆院選では山梨県内の2小選挙区を自民党が独占し、野党勢力が大きな打撃を受けたことは事実です。長崎知事の異例の早期表明を受けて、野党を含む各政党の動きが今後活発化することが予想されます。県政をめぐる政治状況は、新たな局面を迎えつつあります。

今後の県政と選挙戦への影響

長崎知事の早期立候補表明は、山梨県政に以下のような影響を与える可能性があります:

  • 政策議論の早期化:約1年という長い期間をかけて、県政課題についての詳細な議論が深まる
  • 対立候補の動向:野党を中心に、対抗馬の擁立に向けた動きが加速する
  • 有権者の関心:異例の早期表明により、県民の政治への注目度が高まる
  • 県政の継続性:現職が早期に意向を示すことで、政策実行の安定性が期待される

長崎知事は、水素社会の推進や県民所得向上など具体的な政策課題を掲げており、今後はこれらの実現に向けた具体的な計画がより詳細に示されることになります。来年初めの知事選は、山梨県の将来像を問う重要な選挙となる見込みです。