福島市は29日、先達山太陽光発電所のパネル反射光に関する現地調査の結果を公表した。調査の結果、反射光の継続時間は1日当たり8分から53分間に及ぶことが確認され、これは事業者が事前に示した予測の最大約10倍に相当する。市は時間帯によっては車両運転などに支障をきたす可能性があるとして、注意を促す方針だ。
現地調査の詳細
事業者は昨年12月、第三者機関による調査報告書を市に提出していた。市はその内容を検証するため、2月24日から4月13日までの春分の日前後49日間にわたり現地調査を実施。6か所で市職員が目視で反射光の有無や継続時間を確認した。
その結果、市街地に差し込む反射光の方向は東から東北東で、事前予測とおおむね一致した。しかし、事業者が1~5分程度と見積もっていた1日当たりの反射継続時間は8~53分間となり、予測を大幅に上回った。
予測と実測の乖離の原因
市は反射継続時間の違いについて、事業者による予測が特定の定点での計算に基づいており、時間経過に伴う反射位置の移動が考慮されていなかったためと説明している。また、西に向かって直線区間の多い県道では、車両の正面から反射光が届くことが確認されたため、運転には特に注意が必要だとしている。
今後の対応
市は今後、事業者が実施した現地調査の結果報告を踏まえ、具体的な対策を事業者に求めていく方針。反射光による事故防止のため、注意喚起の看板設置や運転者への周知徹底などを検討している。



