月周回計画「アルテミス2」打ち上げ延期、ヘリウム供給問題で4月以降に
アルテミス2打ち上げ延期、ヘリウム供給問題で4月以降に

月周回計画「アルテミス2」打ち上げが再延期、ヘリウム供給問題で4月以降に

米航空宇宙局(NASA)は21日、有人月周回探査計画「アルテミス2」の大型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の打ち上げを4月以降に延期すると正式に発表しました。この決定は、整備中に燃料タンク内の環境維持に不可欠なヘリウムの供給が中断する新たな技術的問題が発生したためとされています。

ヘリウム供給中断が延期の直接的要因

今回の延期は、今月上旬に続いて2回目となります。NASAはわずか数日前の19日、最終段階の燃料注入試験を成功させ、3月6日にも打ち上げを実施すると発表したばかりでした。しかし、その直後にヘリウム供給システムに問題が発覚し、計画の見直しを余儀なくされました。

現在、米フロリダ州のケネディ宇宙センター発射場に設置されているSLSロケットは、組み立て棟に戻して修理作業が行われる予定です。ヘリウムは燃料タンク内の圧力や温度を適切に保つために重要な役割を果たしており、その供給が安定しない限り、安全な打ち上げは不可能と判断されました。

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アルテミス計画の意義と日本の関与

アルテミス2は、アポロ計画以来約半世紀ぶりとなる有人月周回ミッションであり、米国が主導する国際的な有人月探査「アルテミス計画」の第2弾に位置付けられています。この計画には日本も参加しており、宇宙開発における日米協力の重要な一環として注目されています。

計画の遅延は、今後の月面着陸や持続的な月探査を目指すアルテミス計画全体のスケジュールにも影響を及ぼす可能性があります。NASAは問題の早期解決に全力を挙げるとともに、新たな打ち上げ日程について詳細を詰めるとしています。

宇宙開発関係者からは、複雑な技術的課題を抱える大規模プロジェクトにおいて、安全性を最優先するNASAの慎重な姿勢を評価する声が上がっています。一方で、計画の遅れが予算や国際協力に与える影響について懸念する見方も示されています。

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