ウクライナ・オリンピック委員会は7日、国際オリンピック委員会(IOC)がベラルーシに対する国際大会参加制限の勧告を解除した決定に対して、強い抗議の意を表明した。この動きは、国際スポーツ界における政治的緊張を再び浮き彫りにしている。
ウクライナの反発
ロイター通信が報じたところによると、ウクライナ側は声明を発表し、「軍事的、人道的な状況を考慮すれば、ベラルーシ代表が国の象徴の下で国際スポーツに復帰する根拠となるような変化は、全く生じていない」と主張。IOCの決定は時期尚早であり、国際社会の懸念を無視するものだと批判した。
ベラルーシは歓迎
一方、ベラルーシ・オリンピック委員会はこの決定を歓迎し、「我が国の全ての選手が待ち望んでいた朗報だ」とコメント。長期間にわたる参加制限が解除されたことで、選手たちが再び国際舞台で競技できる機会を得たことに安堵の意を示した。
ロシアの失望
タス通信によると、ロシア・オリンピック委員会(ROC)のデクチャリョフ会長は、IOCがROCの資格停止処分を解除せず、国際大会参加制限の勧告も継続したことについて「失望している」と述べた。ロシアはウクライナ侵攻を理由に厳しい制裁下に置かれており、ベラルーシとの対応の差に不満を募らせている。
この問題は、スポーツと政治の複雑な関係を象徴しており、今後のIOCの対応が注目される。



