名前に「美」が付く女性の悩み「美術の美」は自意識過剰?発言小町で議論
名前に「美」が付く女性の悩み「美術の美」は自意識過剰?

自分の名前を口頭で伝えた際に、相手から「どんな字を書きますか?」と尋ねられることはよくある。そんな時、どのように説明すれば良いのか迷う人も少なくない。読売新聞が運営するユーザー投稿サイト「発言小町」には、名前に「美」が付く女性から、「『美しい』と言えば伝わるものの、そう伝えるのが後ろめたい」と悩む投稿が寄せられた。

「美しいの美」自分では言いにくい

トピ主の「コーヒーブラック」さんは、自分の名前の漢字を聞かれた時、「美術の美」と答えているが、たいてい「美しいという字ですね?」と聞き返されてしまうという。トピ主さんは「『美しくなくて悪いわね』とはいきませんが、そんな空気でとても嫌な気持ちになります。もちろん、『美しい』の方が誰もがすぐに分かる説明ですが、実際、美しくもないのに『美しい』と言うのは後ろめたい」と打ち明ける。そして、発言小町に「『美』の付くお名前の方は多くいらっしゃいますが、やはり皆さんは『美しい』とおっしゃっているのですよね?」と問いかけた。

このトピには、80件以上のレス(反響)が寄せられた。「同じです」と書き込んだ「抹茶白玉」さんは、「自意識過剰と思いつつ、『美術の美』で通しています。『美しい(という字)ですね』って返されるのも(私と)全く同じで、笑ってしまいました」とトピ主さんに同調する。「みかん」さんも、「まさに私も『美術の美』で通しています。聞き返されることはあまりないですが、『美しいの美?』って聞かれたら『自分では言いにくいやんか~笑』って返していますね」とつづる。「黒烏龍茶」さんは、「若い時は『美しいの美』と言っていましたが、30代後半からは『美術の美』と言っています。相手は大して気にしていないでしょうけど。言いにくいですよね、『美しい』って」と、トピ主さんの気持ちに寄り添った。

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「美しい」と説明する意見も

一方で、「『美しい』と説明していました」と書き込んだのは「微美眉」さんだ。「分かりやすいことを優先で伝えていたので。私の場合は『美術の美』と言われても、『ん? えっと、美しいの美ね』って頭の中で変換するので」と冷静にコメント。「はな」さんも「『美しいの美です』と説明します。一番伝わりやすい表現だからです。別の表現をして理解までに時間を要したり、容姿に対するリアクションを強要したりする方が美しくないと思います」との考えを示す。

確実に一度で伝わることが最も重要

レスの中には、仕事柄、日常的に名前の漢字を尋ねている人からのコメントもあった。コールセンター勤務の「POP」さんは、「自意識過剰にならず、『美しい』と言ってほしいです。電話口のお客様の容姿に思いを馳せる余裕はありません。こちらは、悩まれたり、変な表現をされたりするより、サクサク仕事を進めたいです。なお、有名人の名前を例えるのはやめていただけると助かります。同じ名前で違う漢字の方は結構いらっしゃいますし、その方の字を思い出せない時もあります。『キムラタクヤのタクヤです』は、実は困ります」と訴える。

「電話で他人の名前を伝えることも多い仕事だった」と言う「なな」さんは、「漢字を伝える時は、確実に一度で伝わることが最も重要です。美が付く名前は、『美子→美しい子と書いて、ヨシコと読みます』『明美→明るく美しいと書いて、アケミと読みます』と、読み下しで説明することが多かったです。それが相手に伝わりやすかったから。名前は記号やアイコンみたいなもので、漢字の意味は関係ないと思って事務的に伝えるのがいいのでは」とアドバイスした。

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トピ主の心境の変化

これらのレスを読んだトピ主さんは、「私の考えすぎる性格は厄介なもので、もっと楽天的に『美しい』と答えればよかったと後悔しました」と書き込んだ。さらに、「(『美』には)外見の美だけでなく、心の美しさとか、表現の美しさも。これからは、『美しいの美です』『美人の美です』と堂々と言ってみようかなと、少し勇気が湧いてきました」と前向きな気持ちをつづっている。

このトピックは、名前の漢字説明における自意識と実用性のバランスについて、多くの共感と多様な意見を集めた。読者の中にも、同じような経験を持つ人がいるかもしれない。