福島産モモの食品ロス削減へ サンヨー缶詰がアップサイクル新ブランド「旬果ふくのえ」を立ち上げ
福島モモの食品ロス削減 新ブランド「旬果ふくのえ」立ち上げ

福島産モモの食品ロス削減へ 新ブランド「旬果ふくのえ」でアップサイクル商品を開発

完熟や規格に合わないため市場に出回らない福島県産モモを加工し、付加価値を高める取り組みが始まった。サンヨー缶詰(福島県福島市)は、県産モモを100%活用した自社ブランド「旬果ふくのえ」を立ち上げた。食品ロス削減と新たな商品への生まれ変わりを実現する「アップサイクル」を推進し、福島産の魅力を国内外に発信する考えだ。

創業80年の技術でモモ本来の魅力を引き出す

同社の主力商品であるモモの缶詰には、加工に適した品種「大久保」を使用してきたが、今回の新ブランドでは「あかつき」などの品種を初めて加工品に採用。旬の短いモモを一年中味わえるようにするため、日本貿易振興機構(ジェトロ)などの支援を受け、商品開発を進めた。

開発された新商品は以下の4種類で、県産モモを無駄なく活用している。

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  • 樹上完熟 旬果あかつき(3000円):あかつきをピューレ漬けにした瓶詰め。
  • 樹上完熟 とろける桃ジュレ(700円):製造過程で欠けたり形が崩れたりした果肉を使用。
  • ももびより(800円):県産白桃の缶詰。
  • 桃恋ジュレ(200円を想定):白桃の果肉を70%使用し、凍らせて楽しめる商品。

創業80年を超える同社の高い加工技術により、モモ本来の香りと風味を最大限に生かし、素材の魅力を引き出している。

初夏発売で県内外・海外への展開を目指す

商品は初夏に発売する計画で、県内の道の駅などでの販売を予定している。将来的には県外や海外への商品展開も視野に入れ、福島産モモの認知度向上を図る。

三枝通晃社長は「福島のモモのおいしさそのままに加工した。自社ブランドを国内外に届けたい」と意気込みを語った。この取り組みは、食品ロス問題への対応と地域経済の活性化を両立させるモデルケースとして注目を集めそうだ。

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