サンマ漁獲枠10%削減合意目指す、北太平洋漁業委員会が大阪で開幕
サンマ漁獲枠10%削減合意目指す、北太平洋漁業委員会開幕 (14.04.2026)

サンマ漁獲枠のさらなる削減を目指す国際会合が大阪で始まる

サンマなどの国際的な資源管理を協議する北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が、4月14日に大阪市で開幕しました。会合は17日まで続き、加盟国・地域が集まって海洋資源の持続可能な利用について話し合います。

日本が提案する10%削減の背景と焦点

日本は今回の会合で、サンマの漁獲枠をさらに10%削減することを提案しています。この提案は、資源量が低水準にあることから、回復を急ぐ必要があるとの認識に基づいています。昨年の会合では、2025年の漁獲枠を前年から10%減の20万2500トンにすることで合意しましたが、日本はさらなる削減を求めています。

日本の2025年のサンマ漁獲量は約6万4000トンと、近年のピークだった2008年(約35万4000トン)の2割程度まで減少しており、資源量の回復が緊急の課題となっています。鈴木農林水産大臣は14日の閣議後会見で、「適切な資源管理措置が採択されるよう、積極的に交渉に臨む」と述べ、日本の姿勢を明確にしました。

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中国などとの合意が成否の鍵

NPFCには日本、ロシア、中国、韓国、台湾、米国など、計9か国・地域が加盟しています。漁獲量の多い中国などとの合意が、今回の会合の大きな焦点となります。国際的な協調がなければ、効果的な資源管理は難しく、各国の利害が交錯する中での交渉が注目されます。

資源管理の重要性は、単に漁業の持続可能性だけでなく、海洋生態系の保全にも関わる問題です。日本は自国の漁獲量減少を踏まえ、早期の資源回復を目指していますが、他国との調整が不可欠です。

今後の展望と課題

会合では、漁獲枠の削減提案に加え、モニタリングやデータ共有の強化など、具体的な管理措置についても議論される見込みです。国際社会が一致団結して取り組むことで、サンマ資源の回復を図ることが期待されます。

一方で、各国の経済的利益や漁業従事者の生活への影響も考慮する必要があり、バランスの取れた合意形成が求められます。大阪での会合が、持続可能な漁業の未来に向けた重要な一歩となるか、その行方に注目が集まっています。

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